暫定ブロードキャスティング

近況: 農業高校ラブコメ 「のうりん」(GA文庫 ライトノベル) は8月12日からきっと大絶賛発売中!!! ちょっと何かに似てるかもしれないけど気にするな!意識してるだけだ!!

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●緋弾のアリアⅦ 火と風の円舞 (MF文庫J ライトノベル)

緋弾のアリアさらなる新章突入!




完成度だけで言えば緋弾のアリア七巻中最高の出来!まだまだイケるぜ!


六巻と七巻あわせてレキ回ということで綺麗にまとまりました。
六巻の挿絵のカットからしてみるともともとこのような伏線を考えていたのか、はたまた挿絵カットにあわせて書いたのか。アストロノトを読んでいる限りでは多分伏線だったんだろうなぁとは思います。

六巻ではレキ無双状態だったものの、今回は金ちゃん無双ではじめてキンジが主人公としての強さを見せました。本当にね!七巻目にしてようやく!

ようやく役者が出揃ったところでさらなる事件が始まるわけですが、そこは読んでのお楽しみということで。


このレキ回を通して思うのは、事件ベースというよりも人物の動かし方ベースで企画を立てたんじゃないかなぁとか思うんですがそれがうまく行っているようです。
今までというか、五巻までにも登場人物ごとの物語というのがやや伏線気味に語られてはいまして、五巻の短編集でそれぞれの登場人物の成長というものが非常に分かりにくい形ですが語られていました。(例えば、籠の鳥だった白雪がお姉ちゃんとして粉雪の成長を電柱の上で見守るシーンなど)
すこし隠し気味だったそういう人物の物語が六・七巻で全面に押し出されるところでおはなしがうまく一つにまとまり、長編の中でのある程度独立した一つのエピソードとなっているわけです。

次回以降もこういう書き方をするのかなぁとか考えると、全くだれずに物語はまだまだ広がっていくようです。



肝心のアクションシーンについてなのですが、やはりなんといっても金ちゃん無双が見所なのですが、アストロノトの時にやってのけたような伏線乱舞が出てきたところで俄然テンションが上がってきました。
小説一冊は映画一本分の分量があるとMFの選評で言われていましたが、その一本の小説分量をどのように使うのかというのもまた腕の見せどころで、確かに面白いお話を一から創り上げていくというのもひとつの手法なのでしょうが、本作で見せたように複数の伏線のような因果関係を無数に絡めたところが事件を呼び危機を呼び、息もつかせぬ展開の原動力となっているように思います。この伏線の書き方をもっと研究して見たいと思われる方にはアストロノト(合計三巻)がおすすめです!
最近の洋画で言えばロバートダウニージュニア主演のシャーロック・ホームズも伏線を含んだアクションだったのでこちらの作品もおすすめできます。

う~む、伏線ものなのであれやこれや書くわけにもいかないんですが映画でこれ見よがしに示されていたのにそれが伏線と分からずにあとで伏線だと明かされてぞっとするような感じの非常に映画チックな伏線の張り方をしているのであれこれかくと面白さが半減してしまうために是非是非お読み下さいませ!


もうひとつの魅力になってきているアクションの要ともなるクルマやヘリといったツール関係の知識なのですが、これがまたいろいろと出てきてなかなかに興味深く、それにいろいろな雑学が追加されるので読んでいてなかなかに面白い。
この部分にかなり力を入れられておりまして、映画を見ながらドラ猫でた!とか言って喜んでいるようなコアなマニアっぽい映画の見方をそのまま反映しているようでこの部分もなかなかに武器になってきています。
ライトノベルと一般書の違いに、具体的な名前を出すか否かというのがあるのではないかとよく思うのですが、例えば紫色の花が朝露に濡れているとあじさいの花が濡れているというのではかなりの質感が変わってくるように、直接的な名前を出すことで、読者の中にある知識や経験(これをクオリアって言うのかね?)を引き出すことによって抽象語を使う以上に深くイメージを伝えるというタイプの書き方をしているために、非現実的なのになぜか現実味を与えるような質感が再現されているのです。
やはりこのへんがすごいなぁと思います。なんども書きますがアストロノトでアルコールを染み込ませた布で身体を拭くという描写があるのですが、そういう映画で言うところの小道具という部分にも気を配っているためにそれに引きずられるようにして読み手のイメージの中からそれに付随する、アルコールが肌に染み込むひんやりとした感覚やなんかを実感させるような部分がまで書いていたために本当に映画チックな感じがしていて、ようやく本領発揮し始めたのかなぁとか思ったりします。

ちょっと話がそれるけれど、映画館で見る映画って家で見るDVDとは違いますよね。
映像というだけではなく、例えばオーディオ的にも映画館で音圧を感じるほどのスピーカーの音を広い空間で楽しめるというのも一つの楽しみの一つですし、迫力だけではなく綺麗な音楽を使う映画で時に音楽が止み、虫の声だけになったりするような静寂表現もまた映画館で見るとさらに面白い。
家のスピーカーでもかなりの再現は出来ているとは思うのですが、これらの再現を支えているのは映画館という映画を観るためだけの空間ではないのかなとよく思うわけです。


具体的な名前を出すということは、それを描写するための下調べというものが必ず必要になってくるわけですが、そういう下調べを広く浅く、必要なところは深くとやっていて普通なら余計な所だから省かれそうなところにまで物量投入しているのがいいなぁ。

これに近い書き方をしているのは、身近な世界で例えば小さな女の子が座布団を2枚並べて仮眠を取るという描写をしたギャルゴの人や、蒼海ガールズやらじエレの白鳥さんなのですが、舞台や小道具といったものを物語でだけではなく伏線にまで持ち込んでいるというのは独自の強みですね。

こういった作り物なのに現実感があるという作風が今後加速して入ったら大変なことになるかもしれませんね。
伏線含めたアクションの書き方からしても、どんな分野でも自分の作風や強みを活かせるという感覚をつかんだのかもしれません。次回以降が楽しみです。狐耳とか狐耳とか狐耳とか…ジャンヌがアップを初めているので次回以降に活躍が期待出来るのか?




次に挿絵の部分について少し書いてみると、折り込みのカラーのページはあまり指定が入らなかったのかぁとか思います。公式で見られる白雪のカットは某姫とかでもみられるような感じの構図だったので、何かあったのかなぁと少し気になりました。
編集というか、トリミング程度でも絵の見え方というのはガラリと変わってきますので、挿絵というのがどのような過程で作成されているのかなぁと最近思うことがしばしば。

絵といえばコミック版アリア二巻の表紙絵がかなりいいでき。

一枚絵というのにもいろいろありまして、動きを込めた一枚絵というものでは最近見たものでは一番良いカットだと思います。
趣味柄某雑誌とかで一枚絵をよく見て入るのですが、かわいいキャラクターをいかに可愛く書けるかというのも一つのスキルなのでしょうが、このような静の描写に対して、一枚絵で動きが見えるというのはそうそうあるものではありません。ライトノベルの表紙でこのような動きが見えるものといえば、蒼海ガールズ3のシューきゅんのカットがあるのですが、情報やや上からの視点からブーケ鳥栖の瞬間を描いており髪の動きなどからも動きを読み取ることができるものです。
この表紙のアリアでは表情や髪の動き、クロスした腕で構えたガバメントなどもさることながら、身体の傾き具合などを含めたトリミングの仕方のようなところで非常にうまく行っているのではないかなぁと思います。
意外と、このトリミングというものは重要で限られた画面の中にどの部分を中心に魅せていくのかという美的センスが問われてきます。要するに構図というものなのでしょうがこの部分でおおっと言わせるものはすくないなぁと思います。

人間の目というのは、見たいものをありのままに見ているというわけではなく、自分の意識している部分にかなり性能の良い人間の目というものを使ってズームをかけています。携帯のカメラで遠くの夜景を夜景をとるとかなり顕著に現れますが、絵というのは被写体を描くという部分と、視界の中でどのような見方をするのかという演出の部分を含めたもののように思います。






さて、そんなこんなで緋弾のアリアスピンオフ緋弾のアリアAA(ダブルエー)が某紙で連載開始おめでとうございます!
AAということは炉理主人公か…緋弾のアリアCとかにも続くのだろうか?正義の武装検事がヒロインなのに常にウソを付いているような感じで・・・

なんか8月入ってから修羅場ばっかりで新しい雑誌をフォローするのは無理っぽいなぁとか思っていたのですがWORKINGとサンレッドが載ってる雑誌か・・・ラインナップ見てみるとかなりすごい陣容なのですが誰が書くのだろう?月二回のペースで連載されるのであればこちらも面白くなりそうですね。


なんかいろいろな物を巻き込みつつ広がっていく緋弾のアリア、超展開になりそうな次回にGO for THe NEXTです!
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読書感想文 2010年6月25日~ | コメント:0 | トラックバック:0 |
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