暫定ブロードキャスティング

近況: 農業高校ラブコメ 「のうりん」(GA文庫 ライトノベル) は8月12日からきっと大絶賛発売中!!! ちょっと何かに似てるかもしれないけど気にするな!意識してるだけだ!!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

●白銀の城姫 3  (MF文庫J ライトノベル)

小鳥が迷宮化した。

喉をねじ切るような悲鳴が上がり、指の隙間からあふれ出た血まみれの心臓が、増殖しながら絡みあう。爪から腹が生え、嘴が眼球を貫き―まるで細工箱のように解体と構築をくりかえしながら膨れ上がったそれは、

おぞましいことに、もはや小鳥の原型をとどめていないにもかかわらず、まだ生きていた。

血にまみれた手で無邪気に小鳥をもてあそぶ少女

「ふふっ、せっかく※※様に会うんだから、いっぱいおめかししなくっちゃね」


無垢な笑みを浮かべながら、少女は小鳥の血をべったりと顔に塗りたくる。


―アーシェラ=ゴーメンガースト―




相手にとって不足なし!

―王城の城姫、グネヴィア=キャメロット―

固有兵装 円卓の十二騎士<ナイツ・オブ・ラウンズ>


参るッ!





パリ侵攻戦の裏で繰り広げられる、城姫と建築士たちの死闘

シャトレアとリンツの前に立ち塞がる圧倒的な力を持つ城姫たち

物語は風雲急を告げる


崇高な建築物に宿る城姫<ベルクフリート>たちが華麗に舞う、本格派バトルファンタジー

白銀の城姫 3







「はーい。お姉ちゃんの心臓、いただきっ♪」










↓to be continued
白銀の城姫三巻目。

終わり・・・なのかなぁ?

ようやくファンタジーらしい毒というか闇を持ったアーシェラが出てきてガチファンタジーとしてなかなかに面白かったんですが、なんとなく弾が切れたような感じがする。

ファンタジーとして時代と地域を限定してしまったためにゴーメンガースト(非実在建築物)が出てきているので展開的に難しいか。

キャメロット嬢はまさかの噛ませだったし。

これらに対抗できる建築物でなおかつこの当時現存しているものって言うと・・・ピラミッド?

同じ顔した褐色肌のお姉さまからロリっ子までのむすめっこがたくさん出てきそうだ。



書き方から推察するに、日曜朝の特撮ヒーロー(昔やってた女の子向けも含む)のストーリー作りに影響を受けているみたいなのですが一般的に通用する知名度の建築物でシリーズ化は難しすぎたような気がする。


城の話していい?

例えば九州に現存している城で言うと、北から小倉嬢、島原嬢、熊本嬢などを比較してみると、地区時期が百年も違わないのに作り方が根本的に違います。

熊本城というのは現在でこそ天下の名城として最高の観光資源になっていますが、城の機能としてはすでに時代遅れ的なものでしかありませんでした。コンセプト的には数万単位の兵士が篭城できるような規格外な物なのですが、果たして数万の兵士を有する状況で篭城する必要があったのか?という疑問が拭えません。築城した当時の加藤清正の石高が50万石くらい。動員兵力は人足あわせて2万弱。たぶん全員が篭城した状況でもサッカーや野球が同時開催できます。

このように考えると、熊本城の城姫はボンキュッボンの黒髪お姉さんですが、ちょっと古臭くておばちゃんという言葉に敏感な妙齢なお姉さまになりそうです。一生懸命派手な服装しようとするんですが90年代っぽかったり・・・


次に小倉城なのですが、もともと熊本城に移る前の細川忠興が一時期入っていまして、石高は40万強。
それにしてはちゃちい。同じ福岡市の黒田(分家あわせて)五十二萬石の居城であった福岡城は現存してはいませんが、たいして変わらんちゃちさだったようです。
後に小倉城に入場する小笠原氏は譜代ながらも15万石の収入規模しかなかったにもかかわらず、幕末までこの城を維持しています。
ただ、ちゃちだったから無能な城かというと決してそうではなく、もともと行政府として期待されていたのでしょうし、何より、海からの流通経路を城の堀の周りに引いており商都の中心として栄えていました。
小倉城の城姫はきっと、炉理バアで計算高い小悪魔系です。メガネも時々装備。


そして最後に島原城なのですが、たかだか4万石の松倉氏にはふさわしくないほどに大きな城です。城規模としてはそんなに大きなものではないのかもしれませんが、小倉城よりは遥かに要塞然としています。夜間にこの堀の横の道を歩くと不気味さが半端ありません。
成立経緯が異常であったというのもあるのですが、島原の乱後は譜代の大名が入場し比較的穏やかな治世が続いたらしいです。
島原城の城姫は何かに怯えて攻撃的になっている子猫的城姫でしょう。


と変なこと書いてみましたが、こんなマイナーな城姫を書いたところでおそらく殆どの人が?だったに違いありません。








本作の魅力はガチファンタジーというところに付きます。
物語のベースはさっき言及したように特撮ヒーローものっぽい展開なのですが、今回はようやくこの作者さんらしい強烈なキャラたちが動きまわることで面白さが際立ちます。

それなのに恋姫無双に走らなかったのがよかったのですが、アーシェラクラスの毒のあるキャラが一巻で登場していたらなぁと思います。

女の子の描写が他にはないほどにバリエージョン豊かで、今回ではアーシェラのような病んだ娘さんの所作が淫妖的であり、加えて噛ませさん、もといキャメロット嬢の自信満々に胸を張っているようなところとか、えりっせとシャトレアに性的な拷問を受けるモン・サン・ミシェル、膝枕していた病人に構わず立ち上がるえりっせ、オトナっぽいレティに、このメンバーのなかではやっぱりダメっ子に近いシャト子などなど見所はいっぱいあります。

なんども書いてますがアーシェラのような典型的な悪行を繰り返す悪役が出てきてるからこそ、対比的にシャト子側のヒロインたちの姿が際立っているように感じました。


ロードオブ・ザ・リングにおけるサウロンや黒の乗り手、まおーさまんちの娘さん、悪の組織フロシャイムにおけるヴァンプ将軍、などなど巨悪の手先となって常に自分の前に身を晒すようなキャラがいれば続き物書くには苦労しなかったんじゃないかなぁと思います。
ゆけ!〇〇よ!などと、常に怪人を引き連れて紹介をし、出てくる必要もないのに出てきて、くそ~覚えてろよ!等と言って去ってゆく。

なんとなくダメっ子の匂いもするキャメロット嬢かアーシェラがこのポストで時々出てきては敗走。時々主人に可愛がられるところとかあったらよかったなぁとか思います。(趣味)

こうかくとただのラブコメのように見えますが、そこを安易なラブコメに見せないのが演出の腕の見せ所だと思います。そういう意味で、狂気の登場人物に徹したアーシェラの書き方が良かったなぁと思います。

ライバルキャラとか戦隊のブラックみたいなのも入ればよかったなぁ。とか、扱う対象のファンタジーはかなり難解なので、ヒーロー物の様式美に走ってもよかったんじゃないかなぁと思います。



ファンタジーではなく現代バトル物だったらもっと簡単だったのかもしれません。

東京タワーの城姫とか太陽の塔の城姫とか(←城じゃない)、修学旅行先で襲いかかる金閣寺と銀閣寺の城姫(←城じゃない)、敗走先の大阪でも襲い来る大阪城の城姫(←城だ!)、奈良の大仏の城姫(←???)、札幌時計台の城姫や福岡ドームの城姫などなど

特に銀閣寺の城姫は、気位の高い貧乏なひきこもりで、金閣寺の城姫にいじられまくるところとか見てみたいなぁとかおもいます。


ただ、この方が描きたいのはファンタジーのようなので、もっと硬派に突き詰めていくのかもしれません。
こういった難題を独自の書き方で作品に仕立て上げているものが好きなので今後の展開も楽しみです。

主流のファンタジーとは外れた書き方をする場合には並大抵の力量だけでは書ききれないでしょう。それはおそらくファンタジー系等の大家でも書けません。
そこで優秀な固有兵装となるのが、その他の属性です。
ドルイドさんから続く女の子の描写というのも武器の一つでしょうし、従来のファンタジーとは異なる特撮ヒーロー作品の様式美も何年にもわたり培われてきたノウハウの集大成なのですからきっと武器になるはずです。

たとえばロンドン万博の建物の城姫が出てきた場合に、全面ガラス張りのシースルー衣装の露出凶お姉さまが出てきたとしても、それをエロコメのように書くのか直接的な言及もせずあくまでも舞台描写の一種に抑え、抱きしめられたところでガラスの向こうに覗く上気した柔肌、そしてその胸から伝わる不自然なまでに規則的な歯車の蠱動!とか言うふうな書き方をするのも一つの手だよなぁと思いました。

柔らかい布からはみ出るおっぱいより、硬い甲冑からまろびでるおっぱいの方がエロイってのはなんでなんだろう?
スポンサーサイト
読書感想文 2010年6月25日~ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<●101番目(ハンドレッドワン)の百物語 (MF文庫J ライトノベル) | ホーム | ●僕は友達が少ない 4 (MF文庫J ライトノベル)>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。