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暫定ブロードキャスティング

近況: 農業高校ラブコメ 「のうりん」(GA文庫 ライトノベル) は8月12日からきっと大絶賛発売中!!! ちょっと何かに似てるかもしれないけど気にするな!意識してるだけだ!!

過ぎた日の御伽噺、かなえたいと願った/ミミズクと夜の王




電撃は時々本気でこういうものを拾い上げてくるから目が離せない。
作品の完成度などと言う基準などは置いといて作品のイメージをそのままに本にできるレーベルと言うのは現在では珍しいのではないか。

まじりっけのない現代版の御伽噺と言う意味では稀有な作品ですが、一巻完結できれいに終わらせられたとことも作品としての完成度に貢献しているのかもしれません。

ライトノベル云々と言う定義には諸説ありますが、基本的にライトノベルと言うのは読者側ではなくて売り手側が作った商業カテゴリであると思います。低俗だ何だという見当違いな批判がなされることが多いライトノベルですが出来不出来があると言うのはどういう本のカテゴリでもヘッドホンのような工業製品の世界でも同じですし、SFとしての表現に不足している部分があるなどとの批判も話を一冊にまとめるために知識だけでページを稼げるようなものをロケットの下段のように平気で切り捨てるような人もいるわけですから単純に多くて300ページの文庫を作品にするためにどういうものを意識しているかと言うコンセプトの差に過ぎないのではないでしょうか。それに出来不出来の差なんていうのはほとんど作家の実力差に過ぎません。そんなにクオリティの高い文章と中身が欲しいなら論文や判例でも読んでおくがいいでしょう。

話がそれましたが一冊の本と言う商品のフォーマットを通して読者とレーベルは意志の疎通をしているのです。

そういう通常のやり取りの中で急に毛色の違うものを持ってくることが出来る、つまり売り手のほうがイニシィアティブを取れると言う意味では電撃はさすがに強いなぁと思います。


さて、お話の内容ですが花を育てたり敵対する姫さまに説教たれるようなアクティブなまお~さまではありませんが、雰囲気たっぷりの黙して語らない夜の王が月光に呼ばれて芽を出した無垢な心をやさしく育てていく物語です。

ただそういうものは話の筋とは裏腹に幻想的というには程遠いような内容でつづられることもあります。
この系統で売ろうと考える輩もいたのかもしれませんがそういう生々しさを舞台背景に圧しとどめたと言う点もよかったのかもしれません。

刺激的な文章こそが何のかんのいう輩もいますが、そういう風潮を無視してこういう話が拾い上げられると言う意味ではまだまだライトノベルレーベルも捨てたものではないと思います。

とはいうものの、これって三年前の本なんですよね。
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