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暫定ブロードキャスティング

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誰かのアルバムを見せてもらうかのような、そのアルバム、高校最後の一ページを見ている。

そういう感じのする劇場版だった。



話の舞台となるのはけいおん部のロンドンへの卒業旅行、帰国してからの最後の登校日でのライブ、そして梓への最後のライブ。
本当にこれだけのことなんだけど変にてらったところのないいい劇場版だった。

作画についてはやはり劇場版というのもあるのだろうが黒髪ロング組の髪の揺れ方にものすごい愛を感じた。髪が風を孕む瞬間や先端が何かに触れて重力とは違うものに支えられるようになったところなど細かいところまで手を抜いていないところはなかなかによかった、しかしこれ梓のみリソースが二割増しくらいになってるな、そこがまたいい。

ロンドンの部分では雰囲気重視というのはどちらかと言うと劇場版ゆえのサービスというか、尺とボリュームと泊のためにロンドン観光を選んだというのが強いように思えた。雰囲気作画を楽しむための一般人向けの悪く言えば虚仮威し、良く言えば観客の減っていくライブ部分を際だたせるための伏線である。


この劇場版での見所は高校生活が終わるまでの期間、徐々にさびしさが日常のなかに滲み出してくるところであろう。
ロンドンではまだ楽しい日常の延長であり野外ライブなど観客は多いのであるが、最後の登校日でのライブではクラスの中でクラスメイトたちへ向けたライブとなる。この部分が個人的には大好きで、いわば見ている側にとってもいつものけいおん!という戻ってきたなという感じがある。ちょっと個人的な事情もありたとえモブでも見知った姿の肩越しに見るライブというのはたまたまなのかもしれないが破壊力が高かった。思わず乗ってリズム取ってた。

そしてそこから続く最後の一人へ向けたライブ。ここからは一転して疎外感を感じる。今ままでとの違い(卒業云々)がメインになって来る。
それまでとはちがう、無理に今までをつくろおうとする部分も含め、緩い中にも微妙な異物が交じるところなどもあるがまあ結局はああなるので大して気にするものでもない。いつものけいおん!だった。




とまあ真面目に書くのもこのくらいにして、期待を裏切らない出来だった。
良くも悪くも劇場版TVアニメけいおん!、映画として見るならば玄人ごのみでも更に評価の別れる部類に入ろうものの上に書いたように読む人にとってはかなりの秀作。前評判というか劇場版だということで変に力んで変な演出作画を繰り返してコレジャナイ感に陥るということはしなかった所が一番の強みのように思う。けいおんファンならこれ涙モノかもしれん(実際泣いてるような声が聞こえた、マジで)、わたしのように普通の萌オタにも十分なクオリティ、洋画のような派手好みの一般人には向かんかもしれんがトラベリックスや邦画の雰囲気番組を楽しめる層には薦められるレベル。総合してみれば意外とクリティカルヒット。

ほんと意外や意外、個人的には萌えられりゃいいやとか思ってた所がなくもなかったけどここまで丁寧にけいおん!をやったというところは本当に称賛に値する。

けいおんクラスの知名度があるから他の映画と違ってキャラ立て部分を省けるというのもあってこの部分をやらなくても良かったという利点もあったんだろうけどそういう部分を取っ払ってもなかなかよかった。
TVアニメの劇場版という意味では造りは上手い。
難を言えば全く前提知識がない状態で見始めると?なところがなくはないのかも知れないけど私もそんなにがっついてTV版を見てたわけでもないのでなんとなく見てたくらいの人間にとっても楽しめる水準、全く見てない状態では難しいかも知れないけどそこはまあ雰囲気を楽しんでいるうちに楽しめるようになればいい。よくわからんのであればあずにゃんに萌えとけ。それだけの価値がある。

作画についても劇場版としても良く、大画面を上手く使ったシーンなども多く(これは翻って言えばハイデフ環境にも適応してきたというものでもあろう)バストアップで尺を稼ぐようなところが殆ど無く適材適所の構図とり、悪く言えば教科書通りというものであろうがべつにアクションをやってるわけではないので中途半端な色気を出さなかったというところがTV版との連続性維持にもつながっていたように思う。
意匠などの部分が良い意味で現実的だったというのあるのかも知れないが冬の日本の街並みなど地味なところにも見所があるのは面白い。ところで序盤やたらというか2カットくらい北国牛乳の絵が出るんだけど北国(ほっこく)ってどこを指すの?舞台は滋賀か京都でおよそ立命館あたりの生活圏とイコールだと思ってたんだけど違うっぽい。(ちなみに九州北部では福岡県のことを指して西日本という事がよくある、関門海峡超えると西京と自称しだすのでたぶんあそこまでは京都府)
背景とかの部分も面白かったんだけどなんといってもキャラの可愛さが際立つのが宿命。

さてさて次に人物。アニメとかが外の文化だと認識する人間にとっては目が大きいだの直感的に目に付く言葉にしやすいところにしか言及しないのかもしれないけど目が大きすぎるというのも私らからしても異質ではあるもんね。そういうものとの違いというのは何かというとアニメといっても一括りにはできない諸流ある中で、けいおんの作画はきちんと書き込んでるタイプでいいなとよく思う。
モブの特徴の出し方もそうだけどそれぞれに個性があってその量産機のような画一性がなかったというのも面白い(倫敦人含め)。アニメなんかでの資産ともいえるモブ(?名前あるうえに個性もあるけど)の多様さが臨場感とかそういうものにも影響したというのもあるけど人物の魅力にも影響しているように思う。量産機の中のカスタム機というのではなく数あるカスタムの中の四人というベースがあってのこの安定度のように思える。
モブの作画もきちんと気合が入っていてモブの中にお気に入りがいたりする場合にはご褒美にもなるかも。
モブだけでなくもちろんメインの五人の作画も文句なかった。
とくに梓が今回の話の中心的なところもあり、私が見る限りこの娘だけは最高に描き上げてやると意気込んだかのような力の入り方が感じられた。ほかの四人が悪いというわけではなく(四人は十分なレベル)梓だけは異常なレベル。丁寧というか愛と言うかフレームレートが高いと言うか見ればわかる。微妙なしぐさまで丁寧に書かれていてそういうところを楽しめれば作画だけ見てても楽しい。
仕草というか体つきというのもそれぞれでさわ子先生のお腹から腰へのラインが異様にエロかった。仕草に関してもバリエージョンがありそれが画面の中で同時進行している所などは見ててニヤニヤ。

そして最後に音楽に関しては私はよくわからんのですが最後に新規?のPV風エンディングがあるのでギリギリまで楽しめます。大画面でこの手の物を見られるというのもなかなか無い機会。



つらつらと思いつくことを挙げてみたけど見て損はないと思う。特に殺伐としている状況下で見たというのもあり癒された部分が大きい。これだけ書いてきてアレだけど、癒し系だ萌えだなんだと言葉だけを連ねた他人の言葉なんぞ当てにせずに直接見て感じるのが一番いいと思う。激動の2011年をハッピーに締めるには最適。

ところでBDっていつになるんだろ?半券を張る紙をみたら引き換え期間が二月いっぱいやるみたいに書いてあるんだけど・・・まさかね?
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