暫定ブロードキャスティング

近況: 農業高校ラブコメ 「のうりん」(GA文庫 ライトノベル) は8月12日からきっと大絶賛発売中!!! ちょっと何かに似てるかもしれないけど気にするな!意識してるだけだ!!

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新型のiPod touch がいい感じですね。
あれこそ私が求めていたものかもしれない。あれでウインドウズソフトとの互換性問題さえクリアしてしまえば、私の脳内パワーバランスは一気にアップルに傾く。

という冗談はさておき、あれで音泉聴けるのであれば買ってみようかなぁとか思っています。
音泉の方がsilverlightからアドビに乗り換えているみたいなのでHTML5でフラッシュが不具合無く使えるようになって、負荷軽減まで実現されればビジネスモデルは結構変わってくるんだろうなぁとか思っています。
音泉は手持ちのネットブックでCPU負荷が1.6ghzのatomで占有率半分くらいなのでまだまだ難しいのかなぁとも思うのですがもしかしたらギリギリなんとかなるかもしれませんね。今度試しに行こう。

あれと、モバイルWIFIアダブタさえあれば定額5000円くらいでかなり有効な環境が構築できそうなので、iPadやiphone4よりも商用技術的な価値は高いような気がする。ぶっちゃけ変なしがらみとかいらんよ。





3Dテレビを見てきた。
あの程度で新技術なのかと思うとなんか悲しくなってきた。あれでは特定ゲームが紙芝居だとか笑えんよ、ほんと。

3Dテレビが注目の新技術となった前提は以下の二つのように思う。
①液晶ディスプレイの普及により、色彩という要素の評価が著しく下がったこと
②高解像度ディスプレイの普及(テレビの場合アナログテレビの640×480→フルでないハイビジョンでも最低1440×1080)

私はOSをインストールしたりビデオカードを入れ替えたりしたときは、特定ゲームを表示しながら電撃姫の印刷物やパッケージと比較し色調整したりしているのですが、それは手をかければものスゴクいい色で色を再現してくれることを知っているからなのでして、あのテレビをみて色を調整しようとかは思いませんね。

従来、色というものをどのように再現するかということで、プラズマや液晶といった規格が模索され、そこに最高の再現性を有するという有機ELというものが顔を見せたりしたのですが、結局悪貨は良貨を駆逐するという感じで液晶が価値を収めたような感じがしています。
別に液晶が悪いと言っているわけではありません。
家に液晶テレビはありませんが時々食べに行く定食屋のテレビが液晶の壁掛けテレビになっていて外で見るぶんにはいいなぁとか思っていいるのですが、欲しい良さではないんですよね。
ニュースを見るのにフルハイビジョンはいりませんしね。

テレビというのはある種のインフラ媒体なのであり、純粋なエンターテイメント媒体ではないような気がします。
商品自体の魅力は高まっているのでしょうが、それが明確にコンシューマーへの訴求力にはなっていないように思うのですが、私は明確な数字を持ているわけではないのでなんとも言えません。

15インチくらいで小脇においてニユースを流すような規格のテレビというのも結構重宝するものでしたが・・・とか考えたらパソコンテレビでいいじゃんと思えてきた。





西日本新聞で面白い話が連載されている。
童謡で知られる北原白秋の戦中あたりまでの活動についての考察なのだが、そこでは白秋が求めた良い歌というものがテーマになっている。
童謡という牧歌的なものを書いていた白秋が労働歌というものを書いていたというひどく意外なことが書かれている。
もののけ姫のなかでタタラ場で歌われているものを思い浮かべると良い、あれが労働歌である。

レコードやラジオの登場で大衆的な歌が登場するのに対抗し、芸術的な質を求める白秋は、社会とのつながりの深い強い労働歌というものに取り組むのである。
それだけならまだいいのだが、その労働歌を生んだ白秋の思想というものが問題で、歌というものを体系的に序列づけているのである。国民全体が歌うべき国家を頂点に、軍人の国家、などがありそういうものの中の一つとして労働歌というものを位置づけている。

そういう労働歌をうたうことで、労働者は普段のきつい労働の中に自己実現やらなんたらかんたらと非常に危ういことが指摘されているのである。

まだ連載中で明日(というか今日7日)続きが掲載されるらしいので結論が出ているものではないのだが、ここまで読んでくると非常に気持ちの悪い、押し付けの歌をつくっていたのかとも思える。

お前は労働者だ!さあこれを歌え!歌えばヘブンになれるよ!
かいつまんで言えばこういう事なのだが、なんか違うよね。

タタラ場で歌われていたような労働歌というものは、そもそも人の間から自然発生するような過程で生まれてきたものである。
たしかフランスかイギリスのお針子さんが歌っていた歌は雇い主死ねとかそんな感じだったと思うのだが、行ってしまえば彼らの境遇などが口語で語られ、そして節がついていくようなそんな感じのものなのである。おそらくそこに明確な作曲者などいないよみびとしらずの歌なのだろう。

要するに俺たちつらいよねとかいう愚痴や傷の舐め合いや陰口というものがその根底にある、こう書いてみると国歌に生首がどうのこうのいうフレーズのあるフランスの方かね?

こういう人の間から生まれてくる歌というものを全面否定するかのように、社会的に価値のある歌というものを追求していく白秋なのであるが、白秋がこのような労働歌をつくっていたということはあまり知られていない。それは、たんに歌う人々に選ばれる歌ではなかったからであろう。

続きは9月7日の西日本新聞にて。九州以外でも大きな図書館などでは読めると思うのでぜひ。





ラノベの昨今
正直なところ時間ないけれど今月は織田信奈の野望4は絶対読む。14日までは少々余裕があるのでフラゲ出来ればその日のうちに読む。
月末はまだどうなるかわからないけれど、ろーどぐらす3も今月発売です。これも読む。
倉田くんも読みたい。だがどうなるかわからない。
来月のいちのさんまでにはなんとかケリを付けたい。

このラノ文庫が10日に発売されるらしいのですが一番の問題作らしいファンダ・メンダ・マウスを読んでみたい。が、余裕ないかもしれない。


家の中もゴタゴタしてるしなんというか年内動き取れそうにないなぁ・・・・・・大分あたりに湯治に行きたい。

最近パイプ椅子と長机の組み合わせが作業するのに最高に効率がいいことを発見した。
家でも使いたいけれど個人には売ってもらえないんだろうか?
ホームセンターとかで売ってるのと業務用乗って全然違いますよね。
単価も桁違いらしいですけれど。一万円でもあれならほしいなぁ・・・

洗濯したり飯つくりながら生徒会の一存をまだ見ています。
二期決定ってほんとなの?
よく良く考えてみたら現代版の落語のような作りなんですね。
三百人ちょっと委員会の話読んでたらなんかそんな感じがしました。
無理してパロディネタをやっているあたりよりも掛け合いの部分のほうが面白い。

映画も見に行きたいなぁ


あと洗剤は用法・容量をまもって正しく扱いましょう。

たくさん入れれば効果があるわけではありません。
特に匂いつきの洗剤などではくさくなるだけです。

やめて!お兄ちゃんの洗濯物をあんたのと一緒に洗わないで!
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ひとりついった | コメント:0 | トラックバック:0 |

●ヒトカケラ(ライトノベル MF文庫J)

「宇宙人はいると思いますか?」

「宇宙人を好きになったらどうしますか?」



「好きになった宇宙人は、いつかいなくなってしまう運命を持っている。その場合センパイはどうしますか?」










最後の質問だけはカマかけているんだと思うんだけれどどうなんだろう?



選評書いてるのが冲方丁さんかぁ・・・天地明察読んでみたいと思ってるけれどハードカバーには手を出しづらいなぁ・・・


●概要
非常にシンプルで良いサイエンスフィクション風SF(少し不思議)。
宇宙人のようなものは出てきますがそういう設定自体は大して意味を持ちません。
これは非常にシンプルなヒューマンドラマのようなお伽話です。
人間というものを宇宙人視点から観察した、そういうおはなしです。

宇宙人と監視者とか超能力者とか出てきますが彼らの異能は何の役にも立たない。

それらの対比のように語られる、登場人物の心を簡潔に、しかし的確に捉えていく筆致が最大の魅力になっています。

ある意味でアンチライトノベルと言ってもいいような児童文学延長にあるもののように思います。


●作品の強みについて
本のデザインを空の青と雲の白で固めているのも手伝い、淡色な筆致が透明な水のように染みこんでくるというのが最大の武器になっています。


強くも弱くもない。そんな、ちょうどいい力でいつも背中を押してくれる。
この子と幼馴染で本当によかったと思う。
p77


「だけど……何かが……私にもわからない何かが……その決断を否定するの。耳を澄まさないと聞こえないくらいの小さな声で……このままでいいのかって聞いてくるの。どうしてそんなことを言ってくるのかはわからない。それにどう答えたらいいのかも……私にはわからない」
p88


あえてなのかもしれませんが、ライトノベルというか文語的な回りくどい表現をほとんどしておらず、口語的な語彙だけで登場人物の思いを紡いでいるところがその主因かもしれません。こう言う表現というのは簡単にできるようにみえて本当に難しい。

二つめの強みになっているのが構成の上手さ。
この本は一つのストーリーとその裏方でのストーリーの二本仕立てになっているのですが、この二つの物語をつないでいるのが、単なる物語の構成だけではなく口語に近い筆致で紡がれるセリフと地の文です。
セリフと一人称の地の文が基本的に他人に対する観察という感じで続いていくためにそれぞれの登場人物が他の人をどのように思っているのかが、真に迫ってというとなんか違いますが、的確に伝わってくるのです。
二つの物語をつないでいるのが単なる事実関係の前後ではなく、人との関わり合いという部分で強固に結ばれているのです。


選評では泣けて笑えるテンションが欲しいと評されていたり、物語の起伏が云々という感じのレビューを見ましたが、個人的にはこのままでも十分武器になっているのではないかなぁとも思います。

確かに設定の奇抜さとは正反対の筆致であるためにかなりの肩透かしを食らわせる可能性もナキニシモアラズなのですが、MFならこの路線で突っ走ってもいいのではないかなぁとか思います。
奇抜な設定や過激な表現というのも確かに大したものでしょうが、当たり前のものを当たり前に、しかし、確実にしみこませるという作風は他には読んだことがありません。


人間というものを人外の視点から観察し、なおかつ血生臭い話に持っていなかった、という姿勢で詰め切らなかったという不満部分は確かにありますが、言ってしまえばそれだけの話のような気がします。六甲のおいしい水で喉を潤したいのにマックスコーヒーを渡されると多分殆どの人は怒ります。多分なんかそんな感じです。




ライトノベルの中にあってはかなり亜流のような感じではあるのですが、空の向こう約束の場所以外の新海作品のようなものと言ってしまえばそんなに孤独な作品というわけではないような気がします。
かなりイメージが良く、それに加えてシーン構成を含めたセリフ回しが奇抜ではないのにとても染みてくるので新海作品の原作になったりはしないだろうかなぁ・・・
一時間くらいの短編集をやろうという場合に候補に上がってもいいような感じがするんだけれどなぁ・・・


確かにラノベらしくはないラノベですがだからこその強みを持っている作品です。
濃い話しに飽きてきて一服の清涼剤が欲しいという場合には進めてみてもいいような読後感がさっぱりとした良作です。



久しぶりに書いてみたらなんか調子が出ない。
読書感想文 2010年6月25日~ | コメント:0 | トラックバック:0 |

●織田信奈の野望 4 (ライトノベル GA文庫)

今回は金ヶ崎の退き口後編から比叡山焼き討ちまで。
あとがきによると次は姉川の戦いかぁ。

毎度のことながらレベルが高い。
しかも予想以上の出来の良さ。




話の筋というかイベントを羅列してみるとそんなに奇抜なことを書いているわけではないのですが、構成と筆致でものすごい臨場感を出しています。
特に構成がうまい。群像劇っぽく物語をぶつ切りにしたシーンをつないで金ヶ崎の退き口と、退却途上で負傷した信奈不在の織田軍と比叡山の交戦を見せている一方で最後の最後で姉川の戦いの伏線となる浅井長政との道が分かれるところなどすごくいいなぁと思います。

しかも、メインの登場人物のキャラたちがよくそれぞれのシーンできちんと主役を張れており、さらにサブキャラまでが異様な濃さを持っているために飽きることがありません。
松永久秀の悪女っぷりがハンパない。主君を薬漬けってあんた・・・



サブで気に入ってるのが今川義元で

この駿河のバカ娘は、関白よりも将軍の方が偉いと本気で信じているでおじゃる。

と近衛前久に評されるような何も考えていないバカ娘っぷりで変に立ち回っているところも面白かったりする一方男キャラもなかなかにキャラが立ちまくっている。

男キャラで特にひどい(←褒め言葉)のが朝倉義景で源氏物語に耽溺し、空想と現実の区別が付かなくなり小谷を小京都にしたり長谷川等伯に自分の理想の女性の絵を書かせたり、信奈に自分の理想の女性・紫の上!などとのたまいながら執着を魅せるところなど、正直引くくらいの気持ち悪さは昨今では最強クラスの義景像といってもいいかもしれない。こいつラスボスなんじゃないのか?と思わせるくらいに逝っちゃっています、ほんと。

このようなキャラ造詣にも関係するのですが、物語全編を通して小道具的な題材などをかなり調べつくしているようで朝倉義景が語る源氏物語の内容についてもなかなかに真に迫っていたり、夜の京都の玉砂利の道を走るシーンの雰囲気の良さなど、決して調べて終わりというわけではなく、当時の事物を物語の小道具や大道具のように使って物語を構築出来ているところなどは群を抜いているなぁと思います。



そして物語の本筋についてなのですが、戦国モノなのにきちんと戦国時代そのものの話を描いており、けれど陰惨なシーンはぼかし、ドロドロなところは基本的に裏でやり、それでも不満を抱かせない様にストーリーをきちんと書いています。
こういう歴史ロマンを書きながらも、歴史的な知識を決しておろそかにしないというところは全てのコーエーファンに捧げたいと思えるほどのものになっています。
戦国武将の美少女化なのに話は熱い。
普通の歴史っぽい娯楽小説としてもおすすめできるレベルです。




今回はラストで武田信玄が登場するなど、次の巻以降は姉川から長篠の合戦の触りくらいまでは行くのかなぁとか思うのですが、二巻構成でもいいので徹底的に書き込んでほしいなぁと思います。
このクオリティで行くのならきっと鳥居強右衛門の話も出てくるでしょうからきっと話はダレないんだろうなぁsとか思います。
今回の比叡山の話は志賀の陣というおそらくは一般的にはあまり知られていないところが舞台になっていますが、そいう地味なところでも決して地味にならないキャラたちの濃さを持って話が作られているためだれることはありませんでした。
おそらくリアル志向の作品であれば軍議的なものが中心となり、良くて内政外交が副菜のように添えられるか外交とかに終始するぐらいのものが多いのが歴史物の宿命なのです。
しかし、これらの歴史小説の中の基本的なものに加えて、朝倉義景の文化への倒錯や、殿に志願してきた名もなき雑兵足軽たちとの掛け合いなどが加わって話が作られているのがとても魅力になっています。
たとえラノベ的なキャラクターとしてであっても、徹底して人物を書いているというところが、様々な分野の知識や分野をひとつの物語の中に集約するための核となっています。

殿部隊に薩摩出身者がいるなどかなり細かいところでも芸が効いていて「捨て奸」の話をするところなど、歴史豆知識も加わるなどすごくマニアックなところまで書き込んでくるのですが、そういうものと雑兵たちとのキャラまでが絡んでくるところなども上手いなぁと思います。こういう変態たちの描写を許される所がGAの良いところです。


周辺部分のことばかり書いてきましたが、今回主役を張ったヒロインのうちかなり評価を上げたのが明智光秀・十兵衛ちゃんで信奈と良晴を取り合うメインヒロイン格として十分に魅力的な役割を果たしました。本筋ハヨンでのお楽しみということでここでは伏せます。

そして個人的に注目しているのが浅井久政がむちゃくちゃにした浅井家を立て直すために再び当主の座につく浅井長政と信奈との関係です。
一時は信奈に降った長政が、自分の野心のためでなく立場上袂を分かつことになるところなども、決してぬるい話ではないという感じで見所になりそうな感じです。
良晴はこの問題もうまく収めることが出来るか、というところで評価が分かれるかもしれないなぁとか思っています。

歴史ロマンとライトノベル的なご都合主義をいかに融合させなおかつ読者を納得させることができるのか、とても難しい問題ですがきっと予想以上の結果を出してくれるものと期待しても裏切られることはないでしょう。

いやほんと、こういう徹底的に詰めて詰めて突き詰めてる本格派大好きです。





と、ここからは舞台背景の話になるのですが、今回の話と並行して滝川一益が多分伊勢長島の一向一揆と思われるものに釘付けになっているのですが南近江の岐阜と京都を結ぶ経路をいかに抑えるのかというのが当時の織田家にとっての最大の問題でありました。
その街道の東の問題が伊勢長島の一向一揆のようなものであり、西端での問題が比叡山であり、比叡山を抑えたあと、信奈はそこに明智光秀と坂本城を配置することで京都の入り口と海上からの物資の流通を押さえたわけですがその経路の中間からさらに南に山を越えると伊賀があります。

そう、忍者の里です。

当時の忍者というものがどういうものであったのかというのはかなり不思議な問題なのですが司馬遼太郎作品だけでは後で語るとして、要するに戦国大名家という組織体のなかでのスパイや諜報部のようなものであるので明確な定義はないように思います。

大河ドラマの話になってしまうのですが、秀吉のあとにあった毛利元就では忍者忍者した忍びは出てきませんが小三太という密偵役の人が出てきます。
あくまで個人がかえの特命係長のような立場にいたひとたちなのでしょうが、戦国時代になると忍者という階層がいきなり登場したような印象を受けますが、現代で言うところのスパイというのはどういう人達なのでしょうか?

例えば厳島合戦の前に元就は江良房栄を暗殺するために謀略を企てる人がいたりしますが果たして彼はどのような手を使ったのか?


少し時代をさかのぼると楠木正成が千早城で立てこもったときに物資の籠城中の物資の流通や情報の伝達に山伏の流通経路を使ったという話が堂々日本史でされていましたが、噂を流すという活動自体は、そういう流通に流せば特命係長を使わずともそれなりに出来てしまいます。(←かなり強引)

たとえばこの当時は馬借のような現代の流通業者さんが地上を回遊し、物流を支えていました。そのような人たちに小銭を握らせたりお酒を持って行って他のところは凶作でも家の領地は豊作だ!とか土地の人が流れのものに話をすると、その話を馬借のおっちゃんたち他の土地に持って行きいろいろな人の耳に入る。
そうするとそういう変な土地にある日、薬箱のようなものを担いだ銀髪の男が現れ、「そいつぁ蟲の仕業だな」とかいいだすとかいう古い流通の過程というのは教科書にはあまり語られませんが無視はできないものであったように思います。

証拠示せとか言われるとちょっと困りますが、橘南谿の西遊記なんかはそういうものの典型例なように感じます。
ちなみにこの人はお医者さん。


歴史の教科書などは基本的に社会の本流である農家や武家のことを中心に語られているのであまり目立ちませんが、このころから土地を離れて生活をしていく蟲師のような連中が現れるわけです。
そういう連中は単なる流民であったかというとそうではなく、流通業者であったり加持祈祷をする巫女さんだったり、浪人であったりそして忍者であったりと何らかの職能を持って世の中を回遊していたという点に司馬遼太郎は鋭く切り込んでいます。渡のもの、と表現されていたと思うのですが農民と商人と、そしてさらにまた別の業種の人達も定住こそしなかったものの社会を渡り歩いていたわけです。


忍者という業種があったのかというのは微妙な線ですが、少なくとも大和の豪族出身の柳生宗矩はいまで言うところの警視総監のような立場につくわけですからあのへんにはそういう感じの人がたくさんいたのかも知れません。


なんか苦しくなってきましたが今回のおすすめはこちら。

以上に書いてきたこととは全く関係ありませんが、甲賀忍者の霧隠才蔵と伊賀忍者の猿飛佐助をとても対照的に描いた面白い作品。
信奈本編では松永久秀が流れ者のように世を渡って毒を使ってきたというキャラ付けになっているのですが、こちらの作品もかなり個性的な剣客者浪漫譚になっています。

忍というと闇夜に暗躍するイメージが強く、猿飛佐助はまさにそんなカンジの一見すればそんなに強そうには見えないのですが、才蔵の方は一見して警戒されるような堂々とした武士の姿で家康暗殺のために江戸を目指すなど正統派ヒーローっぽい立ち回りをする面白い作品です。

司馬遼太郎もけっこうなオタ趣味で忍術の解説をねちっこくしたりしていますが、さすがに戦国時代の陰陽師の話まではしません。巫女さんは他の作品で出てきたりしますけど・・・
歴史小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

居間とかで黒い悪魔が繁殖している模様。

私が道草喰って家に帰ったり、自分の部屋に引きこもってたりするので洗濯物が異臭を放ち、台所は荒れ放題で埃はつもりとひどい状況になっている。
女どもは家事ごっこはしてはいるが、常日頃から埃落としたり使えるかもしれないとか言い張っている容器とかゴミ袋を捨てるような片付けが出来なくて、なんやらいろんなものが溜まっている。

見ていられなくてクイックルワイパーをかけてみたら、ストラップの人形の詰め物ができるんじゃないかと思えるくらいの綿埃がたまったりと・・・

今回を含めて甘やかしすぎたかなぁと思う。


台所のシンクに歯磨き粉のお化けみたいなパックが乗ってたり、対悪魔用の化学兵器が鎮座在していたりと、ここは食べ物を扱う場所ですよ?

食べかけの菓子パンが放置されているのに新しい菓子パンが補充されていたり、カップめんの容器が流しに放置されていたりと魔境状態、なんというかね、自分の部屋から出たくないの。

自分の部屋から一歩出ると異臭に近い女の匂いがするわけです。
体臭というと男のほうがきついかと思われるが、夏場に放置した洗濯物であれば男のものであれ女のものであれひどい悪臭を放つのは変わりありません。私に対するご褒美のつもりなのか?ふざけるなよこのやろう。
奴らが使っている洗剤って洗浄力あるの?

お風呂はお湯を入れなおすのがバカバカしくなってシャワーで済ませたり、ちょっと遠いスーパー銭湯に逝ったりしています。近場の銭湯がなくなってったのが痛いなぁ。



片付けたら片付けたで不安定になるし、レトルトのパウチはありえないくらいに綺麗に洗って置いてあるしで何なんだろうね、ほんと。
こう書いてみると奴らのほうが異常に思えるが、実際に異常者扱いされているのは私の方です。

今私を包囲しているのが全て末っ子であることに気づいたりする。

唯一の次男である弟はちゃっかりしてるよなぁと思う。

ひとりついった | コメント:0 | トラックバック:0 |

●母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き(一般やや精神医学やカウンセリング 春秋社)

いや、私がやっていることは一般的な基準から言えばただの余計なお世話なのです。わたしもやりたいと思ってあれこれ世話焼いてるんじゃありません。
要求してくる奴らがいるんですよ。
私がやらないと誰がやってくれるの?私わからないんだよ!というふうにやってくれることを要求してくるんですよ、あいつら。
自分でやれよ、それが自律ということでもあるし、依存しないということでもある。

そう言って干渉を止めさせて自分でやらせようとすると奴らはわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのどうしてやってくれないのどうしておしえてくれないのひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなひとのむちをばかにするなあふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!あふりかのこどもたちはなぁああぁ!

すンごいパニック起こすんですよこの末っ子共。
立ちゴケして割れた私のバイクのミラーを勝手に修理しようとしたりその他もろもろの変な干渉も二十四時間私を取り巻いていて窒息しそうなんですよ。(こういう干渉はやりたいという意志に基づいてやっているだけで決して十分な知識やスキルを伴っているわけではないのでたいていろくなことにはならない)20の頃弟の進路指導が不十分だったってんで責任追及されて首釣りましたもんわたし。未遂に終わりましたけど。私の責任じゃないよう、と叫びたいんですが密室裁判ではどうにもなりませんよほんと。法学部なんぞ行っても何の役にも立たないと思い知りました。

ある種のストーカー行為でしょうにこれ。

はぁ、弁明終わり。

このような親にまとわりつかれて眠れない方におすすめなのがこちらの本


親のストーキング行為はまだ病気や犯罪とまでは認知されていないのかな?似た様な本がNHKからも出ているのですが少し前に流行ったんでしょうかね?モンスターペアレントとかがはやった時にその延長で取り上げられたのかなぁ?
わたしの場合、微々たるプラス、しょうもないような情報やものを持ってきて俺の手柄だ!とかなんとかどこのクズ役員だ?喚くだけ喚いて何もしてないので本書に登場するケースはまだいいほうです。
私の学費を株ですって、どうしてそんなことしたの?と問いかけると良かれと思ってやったんだ!良かれと思ってやったんだ!と壊れたレコードのような発言を繰り返す・・・これ禁治産者認定できたんかもしれんね。重過失は故意とほぼ同じですよう。

なんかもう面白いほどに的を得たことが書かれているので大爆笑しながら読んだのですが、笑ってられる私はまだいいほうなのかもしれませんね。

時々ヤンデレものに触れて思うんですが、この程度でヤンデレ?ちゃんちゃらおかしくてやってらンねえぜ!とか思います。
リアルヤンデレの入門書としてもおすすめの本かもしれません。
これ綺麗なことしか書いてませんが、これ書いた人はたぶんもっとドロドロした症例をしってるんだろうなぁ・・・

あくまで親からストーキングを受けている人がはじめに読むものであって、この本の内容を実践しても奴らは私は子どもが言うことを聞いてくれずに傷ついてる可哀想な親、よよよ・・・とかいう被害者意識によったままで改善はされません。ストーカーからは逃げる以外の解決方法はないという現実を突きつけるかのような本です。
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●神明解ろーどぐらす 3  ●オトコを見せてよ倉田くん! 4 ●ヒメカミ ~緋焔の吸血姫(レイブラッド)~(ライトノベル MF文庫J)

忙しい忙しいと言いながらも今月も5冊以上読んでるんだよなぁ・・・ということで読書感想文まとめです。

●神明解ろーどぐらす 3


とうとう変調。ギャルゴの人の本気が今始まる!
今回は下校途上での服の脱がし愛から噴水でのずぶ濡れシチュ、それから夏祭りの傍、人気のない森の中でののっぴきならないルート分岐まで。ついに、キーパーソンとなる三石留萌の正体が明かされます。

街の描写が非常にうまく、自分も一緒に公園にいるような錯覚を覚えさせる部分など雰囲気描写の上手さは相変わらず。
そこに加えられる、この人最強の持ち味であるデフォルメしたキャラたちの非常に生々しく深いメンタル描写。2巻での非常に清涼感のあるまりもの初恋描写から一転、嫉妬の炎がゆらゆらとその勢いを増すさまは等身大で身近にありそうな恐怖を感じさせます。
実際に自分も似た様な経験をしたこともあったり目の当たりにしたこともあったりする普通の人間が経験しうる普通の狂気の描写。単純な残虐性とは正反対な自分の身にも大いにふりかかりうるあるいは身を委ねうる恐怖というのがやはり上手く、描写の上手さもあわせて真に迫ってきます。

前作のギャルゴでの変調は4巻からだったので今回は一巻だけ早いのですが、次回以降は長編エピソードで急展開あるのかなぁと思います。

個人的にはドロドロの愛憎ものやホラーとはまた別個のちょっぴりしたエロと小さな冒険などのようなギャルゴでいうと三巻までの乗りの到達点を追求して欲しかったなぁとか思うのですが、どろどろになってもそれはそれでよしか。




●オトコを見せてよ倉田くん! 4


私はありす派。やはり悪友系同級生がよい。私もお姉さん好きとか言いながらもアマガミでは薫が好きだったりする。

しかし、快進撃というかこのエロさは何なんだろう?ありすのバンザーイのところとか愛衣のチアのところの描写とか何考えてるのでしょうかほんと。いいぞ!もっとやれ!(くーたんのぺろぺろとか小夜のたくし上げとかも)

本気を出せば挿絵全てピンク系にすることも可能な強力なエロコメ。生半可な官能小説よりも遥かにエロイ。

これはある種の肉欲ではない純粋な萌え欲というものを純化したモノと言ってもいいのかもしれない。

登場ヒロインを羅列してみると

猫柳愛衣→金髪ツインテ凶悪ツンデレ幼なじみ(軍靴で踏んでみたりチアコスプレしてみたり)
戌亥小夜→黒髪ロング和装巨乳の大和撫子幼なじみ(やんで・・・・)
兎月ありす→隠れオタは薄いけれど悪友同級生(基本攻めだが責められると防御力は皆無、だがあえていじられるのが良い)
狐火久遠→人見知りの健気な妹系っぽいけどタイピカルなものではない(・・・ぺろぺろ)

これに新たな嫁候補、スイカポンコツ陰陽師の千影そらが登場し、嫁の座をかけて各ヒロインがそらと一対一の萌えバトルを繰り広げるというのがこの巻の筋書き。
中盤は各ヒロインのエピソードの並列という感じでとくに構成で際立っているわけではなかったものの、それゆえにキャラの書き方や文章の癖が非常に分かりやすい巻になっていた。

エロコメエロコメと言ってはいますが描写自体は文学系の人なのかな?と思わせるものが多々ある。
話の基本となる各ヒロインのエピソードの作り方は各ヒロインの魅力を溢れさせたり怪我したりするという、そのキャラでなければそのキャラでこそ最高の攻撃力を発揮するというものばかりでこれぞギャルゲー!という感じの物なのです。しかし描写の部分に関してみると女の子の描写をお菓子のような甘いものを連想させるもので固めるような基本的な部分のやり方は川端康成のような雰囲気(蛭のような唇とかそういうやつ)がありますが、今回は色の使い方の部分でもそういう感覚が出てきた。
小夜がワイシャツのボタンを自分の黒髪止め直す描写とラストで出てきた黒の描写とを合わせると、ひとつの色を作中ではひとつのテーマの下に限定して使うとかいう感じのイメージ操作とかもやってるのかなぁとか思う。

一番の強みであるキャラシチュにその筆致がうまく噛み合ってるというのがあるんでしょうが、ほとんど隙というものがない。
ストーリーの部分は一見内容に見えて2巻からよんでみると舞台背景はそれなりにあるようでその中でのそれぞれの立ち位置というものまできっちりと意識されていたりと本当に隙がありません。
挿絵もまだまだ質が高いですし、このまま挿絵につられてみても決して後悔しないでしょう。ちょっとした火遊びを経験してみたいと思われる方にはぜひ。(←最低)





●ヒメカミ ~緋焔の吸血姫(レイブラッド)~


ヒトカケラ読んでみてよかったので手を出してみた。
長編の一回目という感じの物で話自体はそんなに進んではいないのですがなかなか上手い。

特徴の一つめとして色使いが巧み。今回のテーマとなっている赤とそれに対比される青いガラスの十字架。赤く灼ける夕日のなかで青いガラスの十字架をかざしているところを想像してみるとこの作品のだいたいのイメージは把握できたものと考えてもいい感じです。
この赤と青の陣営の吸血鬼たちとのおはなしになっていくんだろうなぁという想像がつくとイメージが上手く膨らんでいきます。

特徴二つめヒロイン描写の上手さ。
お姉さん描写が非常に上手い(←趣味)というところが気に入ったところといえばいえるが、その書き方が葵さんの甘やかしや包容力だったり、翼さんの虚勢とポンコツだったりと結構実感こもった書き方がされています。なんだろう?これがクオリアがあるということなんだろうか?葵さんの膝枕耳かきや、翼さんの「旦那様!」とかはかなりツボ。伏線読む限りではどちらも重要人物っぽいのではぶられることはなさそうなのでこちらも続きが気になります。
この二人に限らず登場人物の書き方に特徴があり、駆け込み恋人(春の押し売りと書くとかなりきけん)の表紙・菊(非常にポンコツ)や時村由良(しっかり)・沙良姉妹(小悪魔系)の書き方などもレベル高し。

強みは結構あるもののヒトカケラでもそうでしたが、かなり伏線を貼りまくるタイプの人で、物語の尺不足のようなところも含めて魅せるところを絞りきれてないなぁとかは思いました。今回の事件のを巻き起こすヒロインの内面部分は複線的に出されてはいましたがそれが理解される時点でいきなりポンとほうられたようなところがあるので、搦手に兵力を集中させすぎて正面ががら空きのような印象がナキニシモアラズでした。演出部分でのオーバーキルがないのかなぁ?翼さんが黒髪をなびかせ、赤い蝶をまといながら疾駆するシーンなどは良いシーンだと思ったのですが少し蛋白だったような気がします。
これは伏線系の人特有の病理現象のような気がします。搦手というのはあくまで正面部隊が苛烈に攻め立てるからこそ効果があるものであるので、今回はモノローグのような感じでヒロインの心のなかをチラチラ見せても良かったかなぁとか本当に余計なことを考えたりしてました。それに読み手は伏線のことをあまり知らないで読むわけですからチラチラみせてもらわないと憑いけないこととか時々ある。
ちょっと何逝ってるのかわからなくなってきた。




さて、月末は何読もう?


全く関係ない話だけれどiPadや新TOUCHで音泉を聴くのは無理っぽいね。再生しきれ無いのか、ファイルを落しきれないのか知らないけれど再生が難しいことだけは確認できた。

さらに全く関係の無い話でDENONの低価格ヘッドホンAH-D301Kがいい感じ。
型番がなんかいろんなところのパクリではないのか?と興味を惹かれて視聴してみたところこれがなかなか良い。

視聴する限り、手頃な密閉型としては一番完成されたものかもしれない。

DENONのヘッドホンはどういうわけか高音かなにかのざらつきが気になりすぎて、視聴の段階でギブアップしてしまうのですがこれだけは違った。

解像度は確かにひとつ上の機種であるAH-D501K以上のモノのほうが良いものの301だけは別系統の音のようだった。501以上はHIFIで301はローファイという位置づけなのかもしれないが個人的には音質・値段ともにバランスの取れたおすすめの出来る機種だと思った。
低価格帯の場合、低価格帯最高の音質と最悪の装着感を誇るiGradoが存在しており、こいつは機器をそれなりに備えてやってもそれなりに使える音質のポテンシャルだけは持っているものの装着感が最悪だったり開放型だったりといまいち使いづらいのだがAH-D301Kは3000円という値段の割には非常にバランスの取れた密閉型となっている。

手元で使ってみたらまた話は違ってくるんだろうかれど、視聴した段階では中低音よりで余計な高音は出ておらずやや前方定位、解像度はやはり低いものの耳が詰まった感じがするほどまでは低くなかった。装着感も悪くなかったしバランスはかなり良い。



音質は一万円台、解像度はやや低めながらもSロジックのおかげで狭苦しさがなく、適度に音の密度が高くやや湿りで不快なざらつきが少なくなおかつ打点のフォーカスに強い。さらに音源の環境に左右されることがあまりない音質でのオールラウンダー。半開放型で音漏れの危険があるものの小音量安定と神衣のごとき軽い装着感夏場にも蒸れずに使えるというお気に入りのUF-30は一万円とちょいか。剛性に問題があるもののデザインと塗がとても良い。


しばらくヘッドホンに手を出していないけれど、EM-9Dというオーテクの至宝の一つを手にいれてみたところいろいろスペック上良いとされるものを追い求めるのが馬鹿らしくなったのが原因です。確かにEM-9Dは音の分離や音場感など客観的なスペックを上げれば至高のものではあるのですが耳がたえきれないくらいにキラー直人をだす。

まず第一にスペックよりも使い勝手や商品としての完成度が大事だよなぁとか思う今日このごろ。
なんだろう、年をとったというよりも攻撃力をどこまでも追求していくよりも命中や回転率や攻撃回数や属性でものを考えられるようになったということなんだろうなぁ・・・・ますます何逝ってるのかわからなくなってきた。
読書感想文 2010年6月25日~ | コメント:0 | トラックバック:0 |

信じられん。

家に帰ってきてまだ二時間たっていないなんて。

明日の準備とか飯の準備とか終えてネットもやって風呂にも入った。

なにしよう?
ひとりついった | コメント:0 | トラックバック:0 |

デビルアローは超音波

デビルイヤーは地獄耳


ヘルキャットは地獄猫
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あくまで例え話。

aさんという人が、bさんという人を車ではねまして。

bさんが退院するときにaさんはこのような発言をしました。

bさん。あなたは今後消えること無いペナルティを背負って生きていくわけですが、その傷があるからこそ、生きていることの大切さを知ることが出来ましたし、自分を支えてくれる人たちの思いに気づくことが出来ました。いやあ、本当によかった。

加害者であるaさんの発言にbさんは大激怒しました。


しかし、aさんはなぜbさんが起こったのか全く理解出来ていないようです。

私は、自分の立場をわきまえろとaさんを怒鳴りつけたのですが、aさんは客観的事実を述べたまでだ、何が悪いと言って話が通じていません。

aさん、あなたは加害者なのであって第三者が言うような、慰めというか被害者の意識を和らげるような第三者の発言をしていい立場にはないのですよ。ということを声を荒らげて言い聞かせましたが、aさんはもう終わったことだろう、と言って全く理解出来ていません。

金持払った、退院もした、これ以上何を要求するのだとaさんは怒っています。

その発言をbさんにもしましたか?と私は問いかけました。

客観的事実だとaさんは胸を張ります。


何を言っても、言われてないからわからないといって、ほんとうに話が通じません。

挙句の果てに、俺が払った金で入院できたんだから感謝されこそすれ、恨まれる筋合いなどはないとのたまう仕末。


久しぶりに叫びまくったので喉から血みたいなのが出ました。




ひとりついった | コメント:0 | トラックバック:0 |

●不動カリンは一切動ぜず 【近未来神戸仏教SFファンタジー ハヤカワ文庫JA】

MF優秀賞受賞はダテジャナイ!
個性駄々漏れの変態作品。

近未来における宗教と人間を、神戸市垂水区を舞台に描く現代仏教説話。
コンセプトだけでも変態なのに中身は、さらにディープです。



なにそれこわい

というのが正直な感想。
正直引くくらいの変態性を魅せつけてくれました。
個人的にはストーリーに純化しているビター二作の方が好印象なんですが、不動カリンは不動カリンで面白い。
ようやくベネズエラの森田復活!といってもいいかもしれませんね。おすすめできるレベルです。



本作の強みになっているものはいろいろありますが、一般的に目に付くであろうところを挙げると、宗教と神戸市であろうと思います。

特に神戸市という具体性のある描写が目立ちますが、本作では決して書いているだけというだけにはとどまっておらず、街中にある祠などを非常によく見てそれぞれの宗教施設がどのように街の中に溶け込んでいるのかという部分についてよく観察しているなぁと感じます。
また、まだ若いというのもあり、専業作家さんや専門馬鹿の人のような宗教的にどうこうとかいう内部的な基準で物事が語られておらず、あくまで一般人の基準とディープな視点の二点から本作では宗教というものがどのように自分たちの前に現れるのかというものが非常に面白く描かれています。

例えば、前時代的な神社仏閣や聖地、不動明王像などが描写される一方で、ネットを通した新興宗教などが登場してきます。しかしそれらは経典や奇跡という物としては現れない、あくまでも宗教を信じる人間としてカリン達の前に現れる。決して具体性を失わない描写の仕方は非常に生々しく、言葉を変えてみれば瑞々しい。


そして、様々な宗教そのものの描写においてはSFらしく概念を拡張して語られています。
例えば、主人公のカリンは真言系のお寺の子であり、ネットを通して広がった天教という新型の宗教というのも出てきます。
これだけで見ても面白いのですが、本作での面白みというものが、手のひらに埋め込まれたノードという機器を介して情報や思念を交換できる社会という前提の中で成立した宗教のその成立過程にまで考察を加えているところです。
例えば、人間同士ではノードを通して意思の疎通ができる。それでは人以外とは?動物とは?森とは?海とは?というところから一つの宗教が生まれます。しかし、それらの意思疎通が出来ない情報過統合症という阻害要因のせいで社会に弾かれる少女が登場したり、さらにその真逆に意思疎通を通り越して合一しようとすつ宗教者たちの顛末までが語られていたりします。

またこれらに加えて、ノードによる意思疎通機構を支えている情報省そしてその上にある国かなにかのとりあえず運命すらも操るかのような巨大な何かというものもまた、宗教のようなものの変種のようなものとして登場人物の一人を操り物語に介入してきます。多分国よりももっと大きなところにいるんだろうなぁ・・・とか思います。eう作品をやっている方なら神殿と聖女と現神とその他の魔神や古神の関係を思い浮かべるといいかもしれません。
宗教の三大要素というのがたしか聖典と教祖とあと何かがありましたが、それらの言葉にとらわれず、宗教的なメカニズムを取り出して科学と宗教とが化学変化を起こして生まれた何か得体のしれないものを宗教のように取り扱っているわけです。

これらの新旧とそれ以外の得体のしれない何かという多様な宗教の形とその代表者たる登場人物たちが織り成す物語が本作なのですが、決して論文調になっていないのがまた良いところになっています。


しかしこのような宗教的な問題だけにはとどまらず、むしろ宗教という外的な要因と対比することによって克明に描かれる、何らかの宗教的な力を借りたとしても、自分の意志で行動を起こすというテーマが力強く語られています。
この部分まで行きつけるのがさすがMFの変態さんだなぁと思います。
あくまで私見ですが、ベネズエラで評価されていたのは小手先の業や退廃描写ではなくこちらの人物造詣だったように思います。この部分を消さずに356ページをきちんと書き抜けたところが作品を一つのテーマのもとに集約する核となっているように思います。もしなくてもそれはそれでレベルは高いものになったのかもしれませんが、それは・・・多分途中で投げただろうなと思います。


仏教の薀蓄がかなり豊富に投入されているもののそれが、神戸市という具体的な例を用いて語られるために決して浮いた話になっていないというのもあり、なんかガイドブックを読んでいるようなところもあります。本書を持って神戸廻りするのもいいかもしれません。しかしそれはるるぶのような旅情報誌ではなく、あくまでその街に住む人の生の声を集めたものです。涼宮ハルヒの憂鬱を聖典としたであろうハルヒ関連の動きをハルヒ教とみなすなどをはじめ、細かいネタも練りこまれているようなので固めの本を初めて読むという人にもいいかもしれませんね。

先にも書きましたが専門馬鹿になっていないというところが大きな強みのような気がします。定義から宗教に該当するという方法ではなく、宗教っぽいものを拾ってきてその中にあるメカニズムをつかみとりその代表者たちを使って物語を書いているという意味では、その叙述方法を含め専門家では決して出来ない正確な観察が成されたものであるとも言えるのかもしれません。

後半は集中力が切れたのかそれまでまじめに文芸やってきて途端にラノベの乗りが出てでオイオイと思いながら読み進めたのですが、ラノベらしいきちんとしたストーリーでの締めにつながっていてラノベと一般書のいいとこ取りのようなところもありかえって良かった。


いやはや、細かいことはさておきなかなかに面白かったです。



面白かったのは面白かったのですが、個人的にはまだビター二作を超えられていないのかなぁという感じがします。
どこに出しても胸を晴れる出来とは言えるのですが、本作はベネズエラの正常進化系で上にのびたというよりも世界観などの新たなスキルをうまく使ったという部分がつよく横に伸びたような印象を受けます。
確かに世界観構築の独創性は比類なく、様々な宗教の形をひとつの物語(神戸市垂水区)の中で対峙させたという企画部分を評価するのであれば高い評価を出すひとがいるかも知れません。
それにさらに自律した自己というところまでを対比しているという外形だけを見ても、これらの難しい問題を的確に伝えきれる描写の上手さを考えても高いレベルにあるのは確かです。


ですがこの人の限界はこんなもんじゃないでしょう。

まだ頭で書いているような感じがしますが少しずつ仮面が剥がれてきているようなところがありますね。
他人の評価など気にせず世界の半分を敵に回して残り半分を味方にする不動カリンの技量とビター二作の人物・ストーリーとを兼ね備えた700ページ超の名作が登場するのはいつの日か。
次回作にも期待大です。
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読書感想文 2010年6月25日~ | コメント:0 | トラックバック:0 |
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